2010.8.13

NewYork -ダウンタウン-

2年前の夏、私はニューヨークのBookArtの学校に通うため、2ヵ月半ダウンタウンのアパートメントに住んでいました。アッパーイースト、アッパーウェスト、チェルシーにグリニッチヴィレッジ。ハーレムにミッドタウン・・・。4回目のNYでしたが、いつ行っても飽きることがありません。きっとその魅力は、あんなに小さな島でありながら、いくつもの街の顔があり、それらがくっきりと分かれていて、その地区その地区で、そこに暮らす人、歩いている人、お店の佇まいまでも違う。そんな所なのではないでしょうか。今回は私が一番好きなダウンタウンと呼ばれるエリアを写真でご紹介します。

2010.8.4

ハワイ語Lopiと、その始まり

2年前、自身のブランドをスタートさせた時、好きな場所のひとつであるハワイ。そしてそこで暮らすハワイ人の考え方や思いに惹かれ、共感していた私は、ブランド名をハワイ語にしたい。という思いがありました。そこに人との出逢いやつながり、縁の不思議。そして製本やハンドメイドの意味も込めたい。と、ハワイ語で「糸」という意味のある「Lopi」と名付けました。大学時代は英語を専攻していましたが、通訳や翻訳家になりたかったわけではありませんでしたし、仕事として何がしたいのか。模索していた頃、母が日本では珍しいレザー(一枚革)のショップをスタートさせました。最初は軽い気持ちで手伝っていたのですが、そのレザーを染色、なめしている祖父の工場へ足を運ぶうちに、素材としてのレザーが出来上がるまでのその工程の多さ。スケールの大きさ。そして、そのほとんどが手作業であったことに驚くと同時に、感動せずにいられませんでした。その時の感動が、私を自然と物作りの世界へと導き、今でも私の制作活動のエネルギーになっている気がします。


Oahu ,2010

2010.6.4

CLOUDS in the blue sky 

皆さんは、この表紙の紙の模様は何に見えますか? この紙は一昨年私がNYにいた時に出逢った和紙。ART SUPPLYのお店で購入したのですが、紙のタイトルは「CLOUDS」。その名の通り、1枚1枚空を切り取ったかのように、1つとして同じ形のない雲が、ブルーの空に浮かんでいます。残念ながらこの和紙の原産国を忘れてしまったのですが、プリント柄として見慣れている雲が、和紙で表現されているこの紙に、一目ぼれしてしまいました。最近Lopiのお客様の中に、出産祝いのアルバムとして、またお子様の成長記録のブックとしてお使いくださる方がいらっしゃり、この初夏の爽やかな風の中このような新作が仕上がりました。