NYは、大規模で有名なメトロポリタンやグッゲンハイム、自然史博物館などのミュージアムから、NEUE GALERIEの様に、見落としてしまいそうなほどこじんまりとしたエントランスのミュージアムまで、素晴らしい美術館の宝庫です。今回ご紹介するのは、マンハッタンの北にあるThe Cloisters museum&gardens。最寄の駅に降り立つと、マンハッタンの中心とは打って変わり、遠い郊外に来たかのような雰囲気です。鳥がさえずり、緑とハーヴの香りに包まれながら歩くミュージアムへの散歩道。まだかまだかと少し不安になった頃、お目当てのCloistersの建物が見えた時、イタリアにいるかのような錯覚を覚えました。中世ヨーロッパの美術品の他、当時の資料を元に構築された建築と庭園など、静かで爽やかな空気の中でゆったりと楽しむことが出来るお勧めスポットです。
2010.9.17
New York -セントラルパーク-
フリーのJazz LiveやPotluckパーティ。トランペットの練習をする人や、ジョギングをする人。はたまたお昼寝に来る人・・・。夏のCentral Parkには思い思いに楽しむニューヨーカー達でいっぱいです。4回訪れた内の3回が真冬のニューヨークだったので、この2年前の夏が、私にとって初めてゆっくりと満喫できた時でした。レンタサイクルのお店がパーク内にいくつかあるので、夏は自転車でパーク一周をお勧めします。(私はあまりの気持ち良さに2周しました。)東京の夏には感じることの出来ない、爽やかな風に吹かれながらペダルを踏めば、気分はすっかりニューヨーカーです。Central ParkもまたManhattan島と同様、そのエリアエリアで色々な顔を楽しめます。
from the top of the Rockfeller, 2008
2010.9.7
ドイツの伝統的な紙染め -仕上がり-
今回はちょっとNYの話題をお休みし、2月にご紹介しました、Zwillingeのお2人による紙染めのワークショップ。その時私が染めた紙が仕上がってまいりましたので、ご紹介致します。こうして仕上がった紙を見て思うのは、迷いなくリズミカルに、筆やボール紙(模様を作る為に使いました)を動かしたもの。そして、立体感を出す為に、たっぷりと糊と絵の具をのせて作業したもの。これが、より糊染めの紙らしい立体感や魅力が引き出されるコツなのかな。と思いました。そして一番は、筆然り、紙然り、この紙染めに適した道具と材料を使うこと。これに尽きると思います。物作りは道具と素材から。この事を改めて実感できた、貴重な機会でした。(Zwillingeの商品は、吉祥寺OUTBOUNDにてご覧いただけます。)