五月とは思えないほどの涼しい空気の中迎えたセッティング初日の雨の朝。さあ、いよいよギャラリーへ。と車を走らせていたら、空が明るくなり、日が差し始め、ついには汗ばむほどの快晴に。エールを送られているような気持ちで、真っ白な明るいNidi galleryの空間に到着です。今回のLopi初個展では、私がウクレレやハワイ、音楽などを通してご縁を持たせていただいた方々の、それぞれの専門分野をお借りし、私の表現したいLopiの世界を実現できることになりました。
一番の土台となる、フレーム写真と商品棚のセッティング。ヴォーカル、パーカッション、コーラスアレンジや作曲・編曲をお仕事にされている、ミュージシャンの小板橋博司さん。今回の個展では、大工さんとしてお手伝いいただきました。レイアウトのセンス一つで、同じ写真でも見え方やリズム、空間の雰囲気がガラッと変わります。
今回のレイアウトのテーマは、計算された無造作感です。すぐにキチンキチンと、整然とさせてしまいがちな私ですが、小板橋さんの遊び心のある感性と絶妙なバランス感覚で、ハンセンさんのラフな木枠のフレームのイメージに合った、リズミカルなレイアウトが完成しました。「こういうのは、第一印象の直感が大事なんだよ」と、私がここ、これはこっち、もうちょっとこの辺りという所に、次々とセッティング。
一番のお楽しみの日だった、壁画をペイントする日。この日も爽やかな青空に恵まれました。今回Lopi初個展のDMデザイン制作をしてくださった、デザイナーの石原琴奈さん。この日は妹さんで、フラダンサーのひな子さん(ご自身のblogでこの日の様子をご紹介くださっております。)もお手伝いに来てくださいました。お二人がギャラリーに入られた途端、明るいギャラリーがさらにパーッと明るく楽しいムードになりました。まずは下描き、そして本番です。迷いなくすらすらっとハワイの植物を真っ白の空間に描いていく琴奈さん。
まだ会期前ですので、あまりご紹介してしまうとお楽しみがなくなってしまうので、今日はこの辺で。今も尚、いろいろと世の中が不安定でざわめいている時期。そして、週末は雨の心配がありますが、そういう時こそみなさんにハワイの風を感じていただきながら、カラフルなレザーでわくわくと明るい気持ちになっていただけたら。と思いながら準備を進めております。みなさまと会場でお会いできますことを、楽しみにお待ちしております。個展は明日5/27 12:00からです。