2012.5.4

visiting old, learn new

新緑がキラキラとまぶしい中、横浜を訪れました。出口を出たとたんに目に飛び込んでくる銀杏並木の新緑。昔から今に残る建築物。都内では吹かない潮風。一瞬で、横浜に来たな。と五感で感じました。その日ランチに訪れたレストランのある建物は、旧商工奨励館。関東大震災後に横浜市がほぼ全壊した1929年に建立したそうです。今はウィーン様式の内装のレストランは、当時は貿易品の展示室だったとか。【古きをみて新しきを知る】。ヨーロッパや京都では、当たり前のようにすぐそこにある環境ですが、ここ横浜にも、そんなことを感じられる、現代人の目に新鮮な景色が沢山ありました。

シャンデリアは、ウィーンのロブマイヤーツァーンというところでオリジナル製作されたものだそうです。

2012.4.5

お友達の展示販売のお知らせ

‎15年近いお付き合いになる、A BAS LA’NONIMAT!。お洋服、カサ、小物。奥で作って、前で売って。青山の一角にある、小さなアトリエショップとオーナーご夫婦は、長年私の心のオアシスでもあります。
明日から、西麻布のギャラリーで期間限定ショップをされます。4月21日には、ギャラリー内でミニコンサートも。ぜひ広々した空間へ、A BAS LA’NONIMAT!の世界を感じに、遊びに行ってみてくださいね!  詳細はこちら

2012.3.22

色をいただく ~浅春~

染色家の志村ふくみさん著「色を奏でる」より。『まだ粉雪の舞う頃だった。小倉山のふもとの方まで行った時、桜の木を切っている老人に出会った。その桜の枝をいただいて帰り、炊き出して染めてみたら匂うように美しい桜色が染まった。染場中なにか心までほんのりするような桜の匂いがみちていた。』 『花を咲かせる前に私がいただいてしまったのだと思うと、ああ、あの色こそ桜の精なのだと深く思い当った。』

『花びらから美しい桜色を染めるのではなく、あのゴツゴツした皮や枝から。木全体の一刻も休むことのない活動の精髄が、桜の花びらの色となるのだから。』

その言葉を受けたあとに見る、冷たい空気の中のたくましい幹や枝は、ほんのりと、淡いピンク色に目に映るようになりました。Lopiは、次の展示販売に向けての構想、準備が少しずつスタートしました。