2010.12.17

青山の一角に佇むイタリア空間

骨董通りから一歩足を踏み入れ、そっとドアを開けると、ふわっとイタリアの香りと色彩で包んでくれるお洋服やさんが。イタリアの島の名前からとった店名、Pantelleria。こちらのオーナーとは、私が母と1枚革の専門店をオープンした当初からのお付き合い。(不思議なご縁もあり。) いつも変わらぬ、細やかで優しい心配り、落ち着いたお話しのされ方、物を見る目の厳しさ、美的こだわり・・・。 私は年齢を重ねる毎に、色々な事を彼女から学ばせていただける機会をありがたく感じます。 写真は、本物のオーキッドや木を使ったクリスマスのディスプレイ。店内の隅々まで、オーナーの温かいディテールへのこだわりが。 みなさんも、イタリアの香りいっぱいの心地よい空間で、冬のお買い物を楽しまれてはいかがですか? (Lopiの商品も取り扱っていただいております。)

年に2回、オーナー自らイタリアへ出向き、買い付けをされるお洋服や靴。 時々日本の作家さんのアクセサリーや、小物なども並びます。

Pantelleria
港区南青山6-3-11-102
TEL: 03-3406-4465
http://pantelleria96.com/

2010.11.25

ORY @ NO.12 Gallery

秋晴れの清々しい午後。ウメモドキの赤い実が、真っ青な空に映えるのを眺めながら、お散歩気分でギャラリーへ。この日は、私が10年やっていた1枚革の専門店にいらしてくださっていたお客様で、いまでもお付き合いのある、谷口さんの個展にお邪魔してきました。彼女はORYというブランド名で、私と同じく、お一人でレザー小物をデザイン製作されています。

彼女からクリエイトされるものは、平面から立体。 同じものが様々なフォルムや線をみせる、そんな何次元もの視点で見る人の目を楽しませてくれる、そんな作品だな。といつも感じます。上はピンブローチ、下は折りたたむとBoxになるブレスレット。自分の感性で、好きなものを、好きなように作る。その事の難しさ、大切さを、今日も再確認する機会でした。

2010.11.2

talk about leather – 皮から革へ

皆さんは、「皮」と「革」。このふたつの漢字のもつ意味の違いはご存知でしたか? 私は以前、レザー(一枚革)の専門店を母としていたのですが、その仕事に携わる前は意識せず使っておりましたし、意味の違いもあまり考えた事がありませんでした。

レザーについて詳しい、一番身近な存在の祖父に当時聞いてみたところ、「皮っていうのは、ナメス前の状態のもの。革は、それと違ってナメシタ後の状態のものを言うんだ」。
そこで聞いた事のない言葉が。「ナメス・・・?」 「ナメスっていうのは、薬品を使って、動物から剥いだ状態のコラーゲン質の皮を、バッグや靴、お財布なんかに使えるように、こうした繊維質にすること。漢字で書くと、革を柔らかくするって書くんだ」 なるほど、【なめす—鞣す】。 「あとは靴って言う字も、革が化けるって書くだろ?」 なるほど!【靴】。 レザーについて、全く知識のなかった当時の私には、祖父と二言三言交わすだけでも、沢山の知識や言葉が返ってきました。